地方銀行様にて「インストラクション研修(半日間)」を行いました。企画力向上シリーズの最終回にあたります。参加者12名で4名づつ3グループに分かれて実施しました。この研修の特徴的なポイントのうち2点をお伝えします。

話し方講座ではない(美しさはいらない)
この種の研修では「美しくキレイに話すべき」という思い込みがあります。企業研修ではアナウンサー出身者などの話し方のプロを講師に招く場合も多いのではないでしょうか。しかし、ビジネス場面でそのような美しさは本当に必要でしょうか?実際のところ、ビジネスパーソンにとって相手に伝えたい内容が「伝わる」ことが真の目的です。アナウンサーを目指すのでない限り、美しさ以外の伝わる技術と準備に力を入れるべきです。そして、誰かの真似をしたり、型を演じたりするのではなく、自分らしさ(持ち味)を発揮して自然な話し方を目指しましょう。その方が断然伝わります!

プレゼンテーション研修ではない(伝えるだけではない)
一般的に「プレゼンテーション」の方がよく使われる言葉です。しかし、プレゼンテーションというと「コンテンツ(中身)づくり」に注力しがちです。みなさんも「きれいなパワーポイント資料を作ること」に力を入れ過ぎてしまい、「どう話すか」「どう伝えるか」の準備ができていないことがないでしょうか。「資料ができれば準備が終わり、あとは当日何とかなる」とは限りません。実際には、コンテンツ以外の「どう話すか」というデリバリースキルとその準備もとても大切です。また、そもそも「伝えたい想い」がないと元も子もありません。「伝えたい想い」がコンテンツやデリバリーなど他の部分にも影響してきます。

これらの想いを込めて「インストラクション」と呼んでいます。これ以外にも、押さえるべきポイントがあります。今回はそれらを演習と体験を通じて学んでいただきました。

企画力向上シリーズは毎月1回行ってきました。最後の受講後アンケートでは参加者の方々からコメントをいただきました。皆さんの日常業務と今後の成長にむけて少しでもお役に立てたようでよかったです。ご準備くださった人事担当者様や関係者の皆さま、ありがとうございました。

ws0058 201601「1枚企画書によるインストラクション」(半日間・地方銀行様)1

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