京都大学には学際融合教育研究推進センターという機関があります。ご存知のように、大学組織は研究分野ごとに分権化したいわゆる縦割組織です。そこで研究分野の枠を超えた全学的・部局横断的な取り組みに対して柔軟かつダイナミックな施策が展開されようとしています。企業でも、プロジェクトやタスクフォースなどの横断型の取り組みは以前からありますが、大学でも同じようなことが実施されています。
今回は、その施策のひとつである「学際研究着想コンテスト」に仲間の研究者とともに応募しました。このコンテストは主に若手の教員・研究員・院生が学際的なチームを作って、研究の枠を超えた研究着想アイデアを研磨し競うものです。我々のテーマは「天才とバカは紙一重の紙って何だ?」です。馬鹿げたテーマに聞こえるかもしれませんが、深く考えるととても学際的で深いものがあります。
予選を勝ち抜き、ファイナル9組に残りましたが、今日の最終プレゼンでは受賞には至らずでした。我々が天才だったのかバカだったのか、受賞は紙一重だったのかどうか、は不明です。