ある地方銀行様にて計3回の企画業務講座を実施しました。こちらにお邪魔するのは今回で8回目、リピートしてくださるのは大変ありがたいです。毎回研修会社の担当者Kさんと一緒に改善を重ねてプログラムを作っています。これまでは、「深く考える編」「効果的に伝える編」「周りを巻き込む編」としていたのですが、今回は「深く考える編」に重点を置いて実施しました。

既存の枠から脱する
みなさん、「無人島」と聞くとどのようなイメージを思い浮かめるでしょうか?大半の人は、パイレーツオブカリビアンで出てくるような大西洋に浮かぶこんもりした森のような島を思い浮かべませんか?そして、食料も道具も何もないサバイバルの世界・・・。
しかし、よく考えてください。「無人島」は単に「人がいない島」というだけです。もしかすると、昨日まで人が住んでいたかもしれません。人がいないだけで建物や食料はあるかもしれません。また、人が住む陸地からすぐの島かもしれません。
実は私たちが日常的に使っている言葉ほど、自分の経験や知識から「これはこういうものだ」という既存の枠を作ってしまっているのです。仕事や職場でも同じです。「この業務はこうするものだ」「うちの部署はこれをしなければならない」など、仕事に慣れていくうちにどんどん自分都合の枠を作っていくのです。もちろん、これらは業務の効率化という一面では正しいのですが、時に「はっ」と立ち止まって「ほんまかな?」と既存の枠の存在を認識する必要があります。

深く考える編では、いかに既存の枠に気づくか、そして、いかに既存の枠から脱するか、をワークを通して体験的に学んでもらいました。仕事や職場に慣れた若手の中堅社員は特に意識してもらいたい思考のトレーニングだと思います。今後メンバーを導く立場になるである彼らにきっと役に立つものと自負しています。

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