三省堂より「組織論から考えるワークショップデザイン」という本を出版します。
書名:組織論から考えるワークショップデザイン
監修者:宇野伸宏+久保田善明
著者:北野清晃
出版社:三省堂
定価:1,600円+税
頁数:176頁
発売日:7月15日
本書は、京都大学経営管理大学院時代に宇野・久保田ゼミで議論した内容を書籍化したものです。近年、合意形成や各種研修、企画開発、教育現場等、様々な場面で行われるようになった「ワークショップ」というものを「短期的に形成される組織」とみなし、組織論的アプローチを試みたものです。さらにそこから、ワークショップの組み立て、つまり、ワークショップデザインが可能なように、その方法について解説しています。堅苦しい学術書ではなく、できるかぎり平易な言葉で書いています。ノウハウ的なことも書いていますが、いわゆる巷にあふれるノウハウ本ではありません。
組織論の古典とされるチェスター・バーナードの著書『経営者の役割』によれば、そもそも組織には、①コミュニケーション、②貢献意欲、③共通目的、の3要素が含まれるとされています(組織成立の3要素)。実はワークショップの場は、この3要素を満たしています。ワークショップは通常、数時間から数日程度の短い期間で行われ、人数も比較的小規模であることが多いのですが、だからこそ、それをうまく機能させるために、それを「組織」であると認識し、組織論的マネジメントの観点を持つことが重要です。
多くの企業人、教育者、行政など、立場を問わず、様々な方々の参考になれば幸いです。
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