今回は、企画を深く考え1枚企画書としてまとめるプロセスを体験しながら学ぶセミナーを行いました。

「企画書は1枚で書け」という経営者はとても多いです。なぜでしょうか?企画を見る側にたってみると、経営者や上司は多忙だからです。パッとみて言いたいことが分かれば早い意思決定ができるからです。一方、企画者はというと、企画のプロセスで多量の情報やアイデアを時間と想いをかけて扱ってきただけに、つい多くを盛込みたくなります。しかし、多くを盛り込むと伝わらないことも実は分かっていて、無駄を削ぎ落としたシンプルな企画の力強さを知っています。多くの企画者はその間で揺れながら企画書を作成しているのではないでしょうか。そんなときに、シンプルに企画を考えまとめる道具となるのが「1枚企画書」です。1枚でまとめることで、自然と押さえるべきポイントと伝えたいメインメッセージが明確になります。メインメッセージとは「一言でいうと」ということです。メインメッセージさえ明確であれば、実はプレゼンテーションの時間が1分だろうが、30分だろうが、どうにかなります。

このセミナーでは、1枚企画書を通していかに考えてまとめるかを実践しながら学んでいただきました。企業研修でも比較的即効性のある研修テーマになると思います。企業で行う場合は、参加者が実際に取り組んでいる課題や仕事を題材に行うとより効果的になります。