今回は、島根大学I先生の授業「ワークショップスキル入門」の1コマを、京都大学M先生とともに担当させていただきました。15週の授業カリキュラムの6週目なので、学生たちも「ワークショップとはこういうものだ」というのが少しイメージできてきた段階です。

テーマは、「ワークショップの観察(ワークショップ事例から学ぶ)」です。具体的には、過去に実施したワークショップ場面のビデオをいくつか見てもらいディスカッションしました。このとき、参加者の視点だけではなく、ファシリテーターが何をしているか、モノがどう使われているか、など視点かえて数回観察することで、気づきや意見を出してもらいました。たとえば、ファシリテーター視点からは、同じ内容の活動であっても、ファシリテーターのメンバーへの働きかけが違えば、メンバーの振る舞いや場の雰囲気も変わることをイメージとして掴んでもらいました。本来はワークショップをリアルに観察することも大切ですが、今回のようにビデオ映像で代用することもできます。またリフレクションという点ではビデオだからこそ見えてくることもあります。実施側も多くの学びをいただきました。

貴重な時間をくださったI先生と、島根大学の学生の皆さん、ありがとうございました。