先月に続き第2回目の未来の移動装置を考えるワークショップを開催しました。これは、京都大学のオープンイノベーション実習という企業と大学の協働プロジェクトのひとつで、大手電機メーカーの研究開発に携わる方々、京都大学デザイン学教員1名、そして、私ともう一人のデザイン本科生から構成されます。
今回も先月と同じ大学生参加者12名に集まっていただきました。前回はアイデアの量と幅にこだわりましたが、今回はアイデアの質にこだわりました。プロジェクト全体の位置付けは「収束と具体化」です。ワークショップ前半では、前回のアイデアに未来予測ワード(2050年の各分野の未来予測情報を収集しこちらでまとめて用意しました)を掛け合わせてアイデアのブラッシュアップを試みました。ワークショップの後半では、いくつか面白いアイデアを選択してもらい、アイデアを可視化したパネルを作成してもらいました。パネルには文章だけではなく利用シーンのイラストや概念図などを盛り込みます。最後はプレゼンテーションとディスカッションを行い、ワークショップを締めくくりました。
参加された皆様、本当にありがとうございました。これまで2回は大学生の方々をメンバーに未来の移動装置を考えてきました。次回は異分野の教授の方々が集まる委員会を開催し、専門家の視点で議論していただく予定です。なお、最終的には実施報告書が京都大学デザイン学ホームページに掲載される予定ですので、どうぞお楽しみに。