京都大学のオープンイノベーション実習という企業と大学の協働プロジェクトがあります。構成メンバーは、大手電機メーカーの研究開発に携わる方々、京都大学デザイン学教員1名、そして、デザイン本科生(私ともう1名)という構成です。デザイン本科生は、参加者としての参加ではありません。プロジェクトの企画や、ワークショップの企画やファシリテーション、委員会の企画運営など、主催者として参加するものです。

今回はその中のワークショップについてです。大学生に募集をかけて12名に集まってもらい、未来の移動装置をテーマにとにかくアイデアを出し続けるという1日間ワークショップをしました。このワークショップの目的は、大学生の皆さんからとにかくアイデアの数を出してもらうことです。プロジェクト全体におけるこのワークショップの位置付けは「発散」です。メーカー様の既存の製品やサービスのカテゴリーに収まらないアイデアの量と幅が出すことを目指します。ですので、実は参加者の学習効果の優先順位は高くありません。具体的な活動として、付箋を使ったブレインストーミングとカテゴリー化、強制発想法、など一般的なアイディエーションの方法を愚直にやりました。実際に設計したプログラムを載せています。制限時間を設けてプレッシャーをかけながらやりましたので、参加者にとっては、考えてばかり、アウトプットしてばかりの1日でとても疲れたと思います。おかげさまで、皆さん積極的にアイデア出しに取り組んでくださりアイデアの量をたくさん出すことができました。ありがとうございました。

詳細は報告書という形で京都大学デザイン学ホームページに掲載される予定です。アップされましたらまたご紹介したいと思います。

ws0035 201506「未来の移動装置アイデアワークショップ1回目」(1日間・大手電機メーカー様)1

ws0035 201506「未来の移動装置アイデアワークショップ1回目」(1日間・大手電機メーカー様)2