5月24日に、軍師アカデミーの修了生が年に1回一堂に会する「軍師総会」がありました。修了生からなる軍師会は、税理士や弁護士、会計士等の士業、講師やカウンセラー等の専門家、経営者や後継者など経営実務に関わる総勢250名のコミュニティです。今年も京都大学時計台ホールで開催しました。アカデミー代表の神崎さんと専務理事の大島さんのご縁のある場所であり、私にとっても縁のある場所です。

今回は、午前の枠の講師を務めさせていただきました。テーマは「EGATARIワークショップ」です。自分が5年後に活躍している軍師像をテーマに、クレヨンで画用紙に絵を描いてもらいました。そして、絵を他の人に語ることで自分の潜在的な想いを客観視してもらう仕掛けです。自分が「絵で語る」ことを通して「絵が語ってくる(EGATRI)」わけです。これはいわば自分自身や自社のありたい姿をありのままに写しだすことになります。なお、軍師アカデミーでは自分の事業ドメインを固めて戦略を描くことをするのですが、主に論理的思考(ざっくり言えば左脳的な思考)がベースのアプローチでした。軍師会の士業や専門家の方々も普段はどっぷり左脳を使って仕事をされています。そのような方々にとっては今回の絵を描くという右脳的なアプローチは新鮮なインスピレーションを感じていただいたようです。絵が苦手という方も一度書き始めるとどんどん筆が進みますし、そういう人ほど今まで隠れていた想いが顕在化して驚いていました。道具としてクレヨンと画用紙を選んだことにも理由があります。消せないけど塗り重ねることができて、筆圧や太さを自在に変化できるクレヨンは微妙なニュアンスを表現しやすいからです。
最後に100人が描いた絵を会場の後方にすべて貼りました。これは、午後も続く総会の中で、昼休みや休憩中に絵を眺めながら会話が弾む仕掛けになればと思いました。案の定、多くの方が熱心に他の人の絵を眺めそこで面白い会話が生まれていました。100人のありたい姿のギャラリーを作ることは、会場を華やかに演出するとともに、これまで知らなかった人同士もたくさん知り合える関係性の仕掛けとしても機能したようで嬉しかったです。

今回は2時間で100名ワークショップだったので、ワークや仕掛けはシンプルかつ大胆に行いました。この規模になるととても1人では場は回せません。この企画を一緒に考え親身にサポートしてくださったKさんとHさんの的確なフォローの賜物です。総会運営に関わった事務局の皆様はじめ、参加した修了生の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

ws0032 201505「EGATARIワークショップ」(半日間・軍師アカデミー)1

ws0032 201505「EGATARIワークショップ」(半日間・軍師アカデミー)2

ws0032 201505「EGATARIワークショップ」(半日間・軍師アカデミー)3